EMOTHION 191123

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デッサン・スケッチ

EMOTHION 191123

芥川龍之介は『女体』という短編小説において、朦朧とした意識の中で蚤に変身した支那人・楊が見た「風景としての女体」を描いた。
「裸体画」の歴史の中にこの視線を持って描かれた絵が全くないのは何故か?
「裸体画」においてはほとんどが「全身像」であるのはなぜか?

そこには明暗の揺らめきがあり滑らかな曲線があり緩やかに波うつ平面がある。
はち切れそうなふくらみがあり、ひそやかな凹みがある。
陰影に富んだくぼみがあり輝く突起がある。一つとして「直線的なもの」はない。
あるのは無限の変化に富んだ、ひたすらなる「曲面」と「曲線」だけだ。
「女体」は「人工的なもの」の対極に存在する。
「人工的なもの」への対抗として、「女体」は「自然」のメタファーでもある。
「女体」とは、僕たちの形象感受の原点の感覚であるように思える。

2019/11/23 15:12:10

使用画材:
  • 鉛筆
使用媒体:
  • 画用紙

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